茨城県五霞町 女子高生殺害事件
考察
失踪現場と遺体発見現場の距離について
茨城県警察HPからの発表から、最後の目撃場所から、遺体遺棄場所を地図で落としてみると、かなりの距離があることがわかる。
この距離は、何を示してるのだろうか。
距離は約40kmある。
犯人と待ち合わせていたのか、それとも偶然な出会いだったのか
被害者は、犯人と出会ったのは２つの場合が考えられる。
それは、
１．犯人とは、あらかじめ待ち合わせをして会った。
２．犯人とは、偶然出会った。
この２つの場合で考える。
１．待ち合わせていた場合
瀬崎浅間神社を出た後の目撃情報は、２つあり
・瀬崎浅間神社の北側出口
・谷塚駅前のコンビニ前
である。
瀬崎浅間神社の北側出口
地図で見ると、被害者がなぜ駅のほうでなく、瀬崎浅間神社の北側で目撃されたかが気になった。
なぜなら、帰るための駅は西側、いわゆる左側にあるのである。
しかし現場を行くと、地図で示した公園の北側に出口があった。そこから神社を出たと思われる。
谷塚駅前のコンビニ前
谷塚駅の前のコンビニで人を待ってるように座り込んでいた。ということであった。
しかしどのコンビニなのかがわからなかった。18年前なので、様変わりしてる可能性がある。
周りの人に聞いてみると、駅前の交差点、谷塚駅入り口の交差点に駐輪場があるが、以前はセブンイレブンだったようである。
２．偶然な出会いだった場合
日刊ゲンダイ（④）では、被害者がいなくなった付近の写真を添付し、「連れ去られたとみられる現場」と書いている。これは、被害者がいたとされる谷塚駅のロータリーはナンパが盛んだったとしていることからそのように考えたか。
このように、ナンパで連れ去られた、もしくはついて行った可能性が考えられる。
発見時、被害者はなぜ「うつ伏せで、体は"く"の字型に曲がった状態」になっていたのか
他の記事では、「用水路でくの字型に曲がっている状態で発見」と書かれていて、遺棄するときにそういった形状になったのかと気にしなかった。
しかし（④）の記事で記述された状態に疑問を抱いた。
「うつ伏せで体はくの字型に曲がった状態になっていた」
遺体を遺棄するのにうつ伏せにするのはわかるが、うつぶせの状態でなおかつ"く"の字である。通常では明らかにおかしい状態である。
この状態に対し、2つの可能性が考えられた。
１．被害者の後ろの腰から持ち上げて、運んだため"く"の字になった
２．下半身死後硬直時、被害者は車の座席に座っていた状態だった
遺棄された当時の用水路
被害者が遺棄された用水路は現在はきれいになって蓋がされている状態である。
当時の用水路の様子が⑧にあった。
（出典：⑧）
そして、この用水路は、幅約2m、深さ約1mとされている（⑦）。
図化してみると、横長なのがよくわかる。
それではまず１．から見ていく。
１．被害者の後ろの腰から持ち上げて、運んだため"く"の字になった
可能性として、被害者を運ぶとき、後ろから腰のあたりを抱え込み用水路に入れたことから腰のあたりがそのまま上がった感じになったのではないかと推測する。
この場合だと、被害者死亡後12時間以内に遺棄された可能性である。
人によって違うようだが、この場合は絞殺後、下半身が死後硬直が始まる前の12時間の間に遺棄したと考えることができる。
wikipediaによると、20℃前後では通常死後2 – 3時間程度経過してから徐々に内臓、顎や首から始まり、死後12時間ほどで大関節、末梢関節などの全身に及ぶ、とのことだった。
２．下半身死後硬直時、被害者は車の座席に座っていた状態だった
被害者が絶命し、下半身部分に死後硬直が始まるときの被害者の状態が"く"の字状態だった可能性がある。
体が"く"の状態になること、下半身部分の死後硬直が始まったときには、いすなどに座った状態だった、とも考えられる。
ここから更に推理すると、下半身部分の死後硬直が始まったときには被害者は車の座席で座った状態であったのではないか、とも考えられる。
気になること
死亡推定時刻はいつだったのか
この時間がどの記事を見ても記述されていない。
被害者は最後の目撃から3日後に発見されているため、体に起こるいわば死亡推定時刻を過ぎてしまったからかもしれない。
しかし詳細な時間はわからなくても、死後数時間や死後数日たったなど大体の時間はわからないだろうか。
それによって、すぐ殺されたのかそれとも数日たってから殺されたかで事件の考え方が違ってくる。
他のサイトに死亡推定時刻のわかりやすい表があったので下記に添付する。
| 48時間まで | 体温の低下 |
| 2時間 | 死後硬直が始まる(顎関節から) 死斑が生じる |
| 8時間〜12時間 | 死後硬直がピーク 死斑がピーク |
| 12時間 | 角膜が混濁 |
| 1日〜2日 | 下腹部が腐敗により変色 |
| 2日〜4日 | 死後硬直が解ける 腐敗網(血管に沿って出る網状の変色)が生じる |
| 数ヶ月〜1年 | 白骨化 |
（出典：icoro様 死亡推定時刻を割り出す方法をまとめてみた）
携帯への最後の発信者と、電波の状況
祭りの手伝いをしているとき、電話をかけてきた人物は誰だったのか。20時に家に戻ると言ってたのに戻らなかったので、父が電話してきたのか。それとも違う人物なのか。
また、22時には携帯がすでに通じなかったので、最後の目撃の21時～22時までの携帯の電波で位置情報を追えないのだろうか。