東京都八王子 スーパーナンペイ強盗殺人事件

2019年1月1日

 

一次資料 警視庁(八王子警察署)からのデータ

概要

事件名:大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件
事件被害者:当時女子高校生2名(アルバイト)とパートの女性1名の計3名の女性。
事件発生時:平成7年7月30日(日曜)午後9時15分頃(1995年)
事件発生現場:東京都八王子市大和田町4丁目26番1号 スーパー「ナンペイ大和田店」2階事務所内

 

事件発生現場

 

犯人の特徴

現場に残された靴跡から下記のことが判明しています。
サイズ:26.0㎝
足跡から、2種類のスニーカーがあることがわかっています。
・A社のスニーカー
販売年:平成2年~3年(1990年~1991年)
販売店:丸井、アメリカ屋靴店

・B社のスニーカー
販売年:平成5年~6年(1993年~1994年)
販売店:丸井、パルコ、プランタン銀座

靴の使用状況:真新しい靴ではなく、ある程度履き込んでいる靴

 

懸賞金が設定されています

金額
現在この事件に対し懸賞金600万円がかけられています。

期間
期間は、平成30年7月30日から平成31年7月29日までです。

 

問合せ先

警視庁八王子警察署
大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件特別捜査本部
電話:042-621-0130(直通)
電話:042-621-0110(代表)

 

二次資料からのデータ

時系列

21時15分:タイムカードはこの時刻が刻まれていた。
パート店員は店の電話から第一発見者の男性に迎えに来てとの電話をする。
21時15分:店の防犯システムが、一度作動した後解除されている。
21時17~18分ごろ:近所の高校生が銃声のような音を4,5回聞いている。
22時ごろ:パート従業員を迎えに来た男性が発見。

 

状況

死因
パート従業員は拳銃で額の左右を2発を受け死亡。額に開いた穴は銃口の熱で焼き焦げていた。
女子高生2人は後頭部に1発づつうけ死亡

遺体の状況
当時の鑑識を行った人によると、女子高生2人のテープをほどくと、手の中に自転車の鍵を握って殺されていた。
→帰る寸前に犯行に巻き込まれた?

凶器
フィリピン製 スカイヤーズビンガム

被害状況
鍵はささったままだったが、ダイヤルはロックされたままであって入っていた売上金520万円は残されたままであった。
パート従業員は金庫の締め方は知っていたが開け方は知らなかった。

【参考】

一橋文哉 「未解決 封印された五つの捜査報告」 新潮文庫 平成23年11月
北芝健監修 「迷宮探訪 時効なき未解決事件のプロファイリング」 双葉社 2017年11月

youtube
ワケのわからない事件 様 八王子市大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件 1/3、2/3、2/3

 

考察

なぜ女子高生2人はお祭りに行かなかったのか

女子高生のうち1人はシフトを見に来てそのあと、もう一人の女子高生とお祭りに行くためいたらしいが、なぜ二人はお祭りに行かなかったのか。

21時にお祭りは終わっていたので21時15分にタイムカードを押してる時点でその時間は過ぎていた。

 

女子高生Aが来たのが想定外?

女子高生Aが女子高生Bとお祭りにいくため、スーパーナンペイに来ていた。
パート従業員は20時から事務所に1人になるから犯人はそれを狙う予定だったが、予定外の女子高生Aがきたため、襲うのをためらったか?

パート従業員を狙うため、女子高生が行くのを待っていたが、閉めるときまで一緒だったため、やむなく3人を殺害することになったのか?

 

なぜ至近距離での発砲

使われた拳銃、フィリピン製 スカイヤーズビンガムは非常に粗悪で、着弾が難しいとのこと。
そのため、外さないように至近距離で撃ったものと思われる。