東京都 世田谷一家殺人事件
二次資料から
この事件は、物的証拠に対し異なった記述が多数あるため、情報の出所を明らかにしようと考えた。
カッコ内の数字は、参考文献に直結する。
2-1 時系列
日時 | 内容 |
---|---|
1999年 | |
年末 | 住んでいる土地の売却の手続きをする。(文献:②) |
2000年 | |
8月頃 | アキオと名乗る人物が埼玉県の興信所に宮沢家について調査を依頼(文献:①) |
10月頃 | 宮沢家の住民票と戸籍謄本を入手しようとしていた(文献:①) |
12月30日 | |
17時頃 | にいなちゃんが隣の姉に届け物にくる。(文献:②) |
17時すぎ | 宮澤さん宅へバイクで配達に来た郵便局員が家の前の私道に黒いセダンが止まっていたのを目撃。(文献:①一橋文哉 p.106) |
18時30分 | 姉が家に戻ると、隣の宮沢家の車はなかった。行きつけの写真屋に行き写真を受け取りに行っていた。(文献:①) |
19時頃 | 宮澤家の家族はこの時間ごろ食事をする。 流し台はきちんと片付けされており、食器の数から第三者が居合わせた形跡はなかった。 (文献:①一橋文哉 p38) |
時刻不明 | みきおさん、夕食後1度外出(文献:①一橋文哉 p38) |
時刻不明 | みきおさん外出後、ガレージのシャッターが開いていて、駐車スペースが開いていたのを付近の住民が目撃(文献:①一橋文哉 p38) |
20時30分ころ | 姉家族は1階で3億円事件のテレビを見る。(文献:②) |
22時50分まで | みきおさんは趣味のアニメーションビデオを見ていた形跡あり。(文献:①) |
23時 | 隣の姉、その息子さんが寝室へ行く。(文献:②) |
12月31日 | |
1時18分 | 犯人はパソコンを5分18秒起動。空フォルダを作成。劇団四季のHPへアクセス(文献:④) |
時刻不明 | 家計簿ソフトを閲覧(文献:③) |
10時すぎ | パソコンを4分ほど起動。みきおさんの勤務先のHPにアクセス。(文献:④) |
10時30分~11時前 | 母が隣の宮沢家に内線電話を鳴らすが出ず。(文献:②) |
不明 | 何回も電話しても出ないため母が家へ向かう。(文献:②) |
向かった10分後 | 母が戻り、隣の宮沢家一家が殺されたことを告げる。(文献:②) |
2-2 犯行の流れ
犯行時刻
23時半過ぎから翌0時ごろ。
被害者の胃の中の米飯や肉、野菜などの消化具合から。(文献:①)
犯行の流れ
警察が提唱した「中2階からの侵入」から流れを記載する。
フェンスをよじ登り、中2階の浴室の小窓を開け、縁に手をかけ懸垂をするように身体を摺り上げて潜りこむ。
①中2階にいた礼君を殺害
床には犯人が踏ん張った足跡がはっきりと残されていた
→首を絞めたときに相当力を込めたためか(文献:⑩)
②1階にいたみきおさんを殺害
③3階ロフトにいたにいなちゃん、泰子さんを殺害
1階から侵入を、2階からの侵入と変更した理由
玄関は施錠されていた
3個のカギはすべてそろっていた。
玄関に侵入した足跡がない
浴室の小窓の桟から犯人の指紋と掌紋を採取
小窓がはめ込まれた網戸が落下した地面の近くに犯人の足跡らしいものがあり。
地面の足跡は凹み具合から着地痕と考えている。(文献:③)
殺害後
- 生理用ナプキンなどを使って止血を試みる。
- 血の付いたラグランシャツを脱ぎ捨てる。
- 預金通帳やキャッシュカードなど金目の物を物色し始める。
- 冷蔵庫にあった5つのアイスクリームを食べる。
- 2階の居間でクッションを枕にして寝ころんだ形跡があり、朝まで仮眠をとったと考えらえる(文献⑩)。
2-3 犯人像
血液
血液型はA型。血液から薬物反応なし。酒やたばこは嗜好しない。(文献:⑤)
DNAプロファイリング
DNA鑑定の権威である大学教授の研究グループに分析を依頼
父系は日本を含むアジア人
母系は欧州のアドリア海沿岸にすむ南欧人
混血の可能性あり。(文献:⑤)
母方は「H15型」で地中海やアドリア海沿岸に多く分布しており、イタリア人やボスニア・ヘルツェゴビナ人など南欧系白人によくみられるDNA型。母親が日本人である確率はほぼゼロと判明。
父方は、韓国、台湾、中国、日本などを含むアジア系の黄色人種に多く見られる型。
ここから犯人は、南欧系白人とアジア系黄色人種とのハーフかクォーターなどの可能性が高いとされている(文献:⑩p.230)。
犯人が身に着けていたものの状態
帽子、マフラー、ジャンパー、手袋はきれいに折りたたまれた状態で置き去りにされていた。
血の付いたトレーナーとヒップバックは無造作に放置されていた。(文献:③)
黒い手袋
キッチンの流し台の上にあった。
血痕、刃物で切れた痕はなし。(文献:①一橋文哉 p.86)
無印良品が販売したもの。香水「ドラッカー・ノワール」が付着。
1枚目は、流し台の上にあった。2枚目は、居間で見つかる。
居間の床に脱ぎ捨てたままの裏返しの状態で丸まって放置。胸、腹部、右の袖口に大量の返り血が付着。新品でなく、何度も洗濯やアイロンがけを繰り返したような跡あり。
ピンク色に光る蛍光塗料の粉末を採取
ヒップバック
居間のトレーナーの下に置かれてた。
何も入っていなかったが、バックの右下部分に刃物が突き破ったような痕跡あり。
米国製洗剤の成分が検出。
蛍光染料
・ヒップバックの内側
・トレーナーの前面部分
・車庫
から検出。
事件当日犯人が車庫に入った形跡なし。
事件前から家に出入りしていた顔見知りの犯行である可能性が浮上している。
砂
ヒップバックの中にあった砂には2つの説がある
・米国西海岸沿いにあるモハーヴェ砂漠のもの(文献:⑤⑥)
・微量の砂粒は韓国のある地域のもの(文献:③)
その他
ヒップバックの中のその他
・特殊フィルム片とチタン酸バリウムが発見(文献:⑤)
・米国でしか使用されていない洗剤(文献:⑤)
ジャンパー
居間のヒップバックの近いところにきちんとたたんでおいてあった。血痕の付着はなし。
ポケットには、小鳥の糞に飼料がまじったものやヒメザクロの種子が検出(以上文献①)。
ジャンパーのポケットから見つかった砂は2つの説がある。
- 韓国・京畿道のものに酷似した土砂の粒が検出。(文献①)。
- 神奈川県三浦半島の海岸の砂である可能性が高いとされている(文献:⑥)。
居間のヒップバックの近いところにきちんとたたんでおいてあった。
血痕の付着はなし
犯人の行動
血の海だった床を歩き回っていた。そのため壁伝いに横歩きした形跡があり。
本書では、軍事訓練を受けた人間の歩き方だとしている。(文献:③)
指紋
指紋は警察にあるデータベースにヒットせず(文献:③)
指紋を韓国に依頼結果
警察庁は2001年(H13年)国際刑事警察機構を通じて韓国警察庁に捜査協力を要請。
韓国側からは、該当なし、の答え。(文献:⑤)
韓国政府は日本の要請を一切拒否。一切情報を出さなかった。韓国には徴兵制度があり、検査時に指紋を採取される、つまり成人男性はほとんど指紋は登録されている。(文献:③)
韓国では17歳以上になると、全国民に指紋登録が義務付けられている。あるルートを通じて現場の指紋を韓国側で照会しましたが該当者はいなかった。(文献:⑩p.230)
文献による犯人像
「カルト集団犯罪説」(文献:⑤)
傷
自分の右掌に傷を負う。右手の人差し指の付け根付近。浴室に残っていた血染めの掌紋から。(文献:①)
2-4 被害者の状況
みきおさん
死因:心臓横の大動脈を損傷したことによる失血死。(参考文献:⑤)
服装:タートルネック、ジーパンにベルト(参考文献:②)
- 左耳上部に凶器の柳刃包丁が頭蓋骨の骨に突き刺さったまま
眼球がえぐり取られてた - みきおさんの血痕が階段の下部を中心に飛び散っていた
→格闘の末、階段から突き落とされた(以上参考文献:③) - めがねを鼻にかけたまま、うつぶせに倒れていた
- 後頭部に折れた柳刃包丁の刃先が突き刺さっていた(以上参考文献⑤)
- 全身に刺し傷と切創あり。(参考文献:⑤)
- 左耳上部の傷は凶器の柳刃包丁の刃先が約3㎝折れ、頭蓋骨に突き刺さったままになっていた。(参考文献:①)
- 右上腕部や左大腿部、臀部などを中心に意外と切創が多かった。
刺創:額と左耳上部、大腿部の3か所
大臀部の刺創は傷の深さが包丁よりやや深く、傷口の形状も細くて小さいなど包丁の傷とは異なっており、別の包丁を使った可能性捨てきれないとされている。 - 右手の薬指が切れかかっていた。
- 犯人はまるで鈍器のように何度もみきおさんを目掛けて振り下ろしていた。(以上参考文献:①)
みきおさんの遺体状況を示すイラスト図(捜査本部DVDより)
出所:⑧
泰子さん
下腹部から突き刺された刃物が心臓に達し、動脈を損傷。
大量の血液が心膜の膣内に溜まり、心肺停止となる。
全身に70カ所以上の刺し傷
顔や首は原型をとどめないほど切り刻まれていた。
腕に無数の防御創。→格闘の後
頭部を激しく打ち付けられた跡があった。頭部は打撲痕(以上参考文献:③)
服装:黒のスエット上下に、ブラジャー。姉の記述によると、泰子さんは風呂に入った後や寝るときはブラジャーはしないとしている。(参考文献:②)
泰子さんが倒れていた場所
出所:⑦
にいなちゃん
後頭部刺創による頸髄損傷
首の後ろから刺された傷は食堂を貫通
顔面を激しく殴打
頭部を激しく打ち付けられた跡があった。頭部には
外傷性くも膜下出血や硬膜下出血
→ロフトから中2階へ突き落とされたのではないかと推測されている。(以上参考文献:③)
上顎の左から1本目と、下顎の右から3番目の歯が砕かれて欠損していた。
まるで正座をしたように跪き、うつ伏せになって倒れていた。
犯人がにいなちゃんの両手を合わせ、まるで犯人が命乞いをしているかのような恰好にされていた。(以上参考文献:①)
にいなちゃん服装:黄色の上下?(参考文献:②)
にいなちゃんが倒れていた場所
出所:⑦
捜査員によると、にいなちゃん・泰子さんの遺体は傷口の違う刺し傷があり、二本の包丁で刺したことがわかっている。とされている(文献:①p.42)
泰子さんとにいなちゃんの遺体状況を示すイラスト図(捜査本部DVDより)
出所:⑧
礼くん
2段ベットの下段で死んでいた。
服装:ミッキーマウスのトレーナーとジャージ姿
左手で口をふさがれ、首を絞められて死んでいた。(以上文献:⑤)
ベットでうつぶせに倒れて死亡。
死因:頸椎圧迫による窒息死
頸椎がつぶれるほど強い力で扼殺されていた。
刃物による傷や打撲はなし。(以上参考文献:③)
左手で口を塞がれ、右手で首を絞められる。
頸筋には左に3点、右側に1点の内出血痕があり。
寝ているところを、頸椎がつぶされるほど強い力を加えられていた。(以上文献:①)
横縞(青と黒)綿のハイネック、紺のトレーナー、白っぽいズボン(文献:②)
礼君が倒れていた場所
出所:⑦
礼くんの遺体状況を示すイラスト図(捜査本部DVDより)
出所:⑧
2-5 血痕と各階の状況
1階
1階の状況は、本により異なっている。個人的には実際家に入った姉の記述が正確と考える。
妹宅の1階で、私(泰子さんの姉)はその日、血溜まりなど見ていない。と記述している。(文献:②)
1階の床はすべて血の海になっており、玄関の近くまで真っ赤に染まる。(文献:⑤)
1階から中2階へ上る階段
階段の4段目から1階までの間にみきおさんとおなじB型の血痕が点々とついていた。
みきおさんの遺体の近くに、段ボールがありB型の飛沫血痕が付着し、表面には頭の形をした血痕がべっとりとついていた。
階段下の壁面には人間が激突した跡が残ってた。
文献⑤では次のように推測している。
1階にいたみきおさんが犯人と格闘となり、階上の家族に危険を知らせるため階段を上りかけた時に後ろから襲われ、4段目まで上がらないうちに致命傷を負って失血死したか、階段の途中で犯人と格闘になったみきおさんが1階までおちて失血した、と推測している。(以上参考文献:①)
中2階
中2階の踊り場には泰子さんとにいなちゃんと同じO型の血痕あり。みきおさん、礼くんのB型はなし。
中2階の踊り場には格闘した痕跡はなし。(参考文献:①)
中2階の踊り場には、にいなちゃん、泰子さんが倒れていたが、近くにはにいなちゃんの血が付着したティッシュペーパーが落ちていた。(文献:①p.42)
ロフト
事件当日、泰子さんとにいなちゃんが布団を敷いて、横になっていた痕跡あり
ロフトの床や布団の隙間からにいなちゃんのものとみられるO型の血痕が歯根部に付着した歯2本と細かく砕け散った歯の破片が多数見つかった。
文献⑤の推測
にいなちゃんが犯人にロフト内で歯を叩き折られるなど激しく殴打され、中二階へ突き落とされたと推測。(以上文献:①)
礼君のいた子供部屋
礼くんのいた子供の部屋だけは血痕がなかった。(文献:③)
礼くんの布団に犯人の血がついていた
犯人の血 長男布団にも
捜査関係者によると、2階の子供部屋のベットで、首を絞められて殺害された礼君の布団にも、犯人の血液が付着していた。
血液型はA型で、犯人は一家を襲撃した際、手にけがを負って出血したとみられ、警視庁が殺害時の状況を調べている。
1階の階段付近で遺体で見つかった宮沢さんの手には、身を守ろうとした際にできた傷があり、犯人ともみ合いになったとみられる。
妻泰子さんと長女の小学2年にいなちゃんは屋根裏部屋のベッドで就寝中に襲われた。
犯人は宮沢さん夫婦とにいなちゃんを包丁で刺した際に負傷したとみられ、2階台所にも犯人の血痕が残っていた。2015年12月29日 読売新聞より
2-6 被害
月謝の20数万円がなくなっていた。(文献:②)
2-7 被害者の家の構造
被害者のみきおさん邸の中2階と姉の家の2階のベランダはつながっていないが、ものを渡せるぐらいの近い距離にある。
それが次の言葉でわかる。
母は妹のうちのベランダから手渡された焼き芋を食べている。妹の家のベランダはガレージの上、中2階になっていて、床続きではないが、手を伸ばして、物のやり取りぐらいはできるのだ。
2-8 その他
アイスクリーム
出所:⑧
アイスクリームを計5個を食べていた。
1個:流し台に置いてあった炊飯器の上
1個:今の床に敷いた座布団の上
1個:浴室の水槽内
2個:1階の仕事部屋のパソコン脇に置かれた紙袋の中
パソコン
出所:⑧
マウスは発見時、机から落下していた。
1回目の接続時:マウスを2回操作した形跡あり
2回目の接続時:サイト(画面)を移動しないまま、約4分後に切断される。
警視庁は同機種で実験を行う。
実験の結果、みきおさんのパソコンは、マウスを落下させるなどの衝撃を与えるだけでも自動接続することがあり、数分間操作しなければ自動的に遮断される設定だった。
犯人は犯行現場で大便をしていた
・犯人の大便から、インゲンとゴマが検出。インゲンのごま和えを食べていたことが分かった(文献:⑤)。
・また、大便にはキムチに使うトウガラシの成分が検出(文献①)。
ソファー
ソファーの上には、ノート、宮澤夫妻の運転免許証、銀行のキャッシュカード、クレジットカードが並べられていた。
ノートには、様々な数字が並べられて書いてあった。
他の文献では、ソファーの上ではなく、2階の居間の床と記述されている(文献:⑩)
土足痕が玄関で確認されず
室内のいたるところに土足痕があるにもかかわらず、玄関では一切確認されていない(文献:⑩p.229)
その他情報
・2000年の年賀状がごっそりなくなる(文献:⑤)
・学習塾の資料が散乱(文献:⑤)
・スリッパからも犯人のものと同じDNAが検出(文献:⑥)
・流し台はきちんと片付けされており、食器の数から食卓に第3者はいなかった(文献①)。
・第三者が居合わせた形跡はなし。
・電話機は2階にあり。外線と、姉夫婦とつながる内線でつながっていた。中二階の床には引き抜かれた電話機が放り出されていた。
・浴槽にはなぜか血痕が全く付着せず、後の鑑識捜査でもルミノール反応が出ていない。
・室内に色彩の専門書があった(文献⑨齊藤寅)
埼玉県の信用調査事務所に宮沢さん一家について調査依頼について
1回目:2000年8月15日12時19分:
ナンバーディスプレイには非通知で住所と在住者確認依頼があり。
「杉並か世田谷に住んでいる宮澤みきおという人物の自宅住所を知りたい。奥さんの名前は泰子。性別は不明だが、小さい子供が二人いる」
15万円の代金振込がなかったため、調査はおこなわれず。
2回目:2000年10月23日午後13時過ぎ
2回目の依頼あり。「アオキノブオ」名義で振込が確認されたため、調査し、住民票を取得し、「アンドウ」と名乗る男に調査報告書と住民票を事務所で手渡した。
本籍地の調査を要求したが高すぎたため断念。(以上文献①)
2-9 姉の家から隣の被害者の音
実際に隣の音が聞こえるか実験したが、隣の物音は、まったくと言っていいほど聞こえなかった、としている。
また、姉の息子が、「カタンという音を夜11時半ごろ聞いたと思う」が下記のような過大表現になっているとしている。
これは、下記の新聞記事になる。
30日午後11時半から31日午前0時にかけて、宮澤さん宅で「ドスン」という物音がするのを近所の人が聞いており、犯行はこの時間帯とみられる。
朝日新聞 1月3日
(以上文献:①)
音の正体
ロフトに上がるためのはしごを犯人が物色の邪魔になったのか、乱暴に3つに折りたたんで天井に収納した音。(文献:①)
隣の被害者姉の寝室
3階:息子さん
2階:姉夫婦。隣の部屋に姉のお母さん(文献:②)
姉さんは寝るとき耳栓をしていた
隣の母がテレビをつけて寝てしまうことがあり、うるさいため、耳栓をつけて寝ることにしていた。
しかし、事件当時も耳栓をしていたが、きっちりと入れていたわけではなく、時々風の音がするだけでいつものように静かな夜だった、としている。(文献:②)
2-10 立ち退きの予定であった
緑地化のため、1999年末、立ち退きの手続きをする。(文献:②)
【参考文献】
①一橋文哉 世田谷一家殺人事件 15年目の新事実 角川書店 2015年12月
②入江杏 「この悲しみの意味を知ることができるなら」 春秋社 2007年12月
③北芝健監修 「迷宮探訪 時効なき未解決事件のプロファイリング」 双葉社 2017年11月
④鈴木智彦 他 「日本の「未解決事件」100の聖域」 宝島社 2018年3月
⑤別冊宝島編集部編 「昭和・平成日本の凶悪犯罪100」 宝島社 2017年8月
⑥グループSKIT編 「日本人を震撼させた未解決事件71」 PHP文庫 2012年
一橋文哉 「外国人ヒットマン」 KADOKAWA 2019年9月
⑨齊藤寅 「世田谷一家殺人事件 銘肌鏤骨」青志社 2020年10月
⑩大峯泰廣 「平成12年世田谷一家殺人 未解決事件理事官が語る「真犯人」」 文藝春秋 2021年6月
Web
⑦日本経済新聞 世田谷一家殺害事件、時が止まった現場 遺族が初公開
⑧AERA dot. 世田谷一家殺人 警視庁が公表しない真犯人の正体 宮澤さん母「生きているうちに真相を…」【平成事件史】
それでは、次のページで資料を基に、私「真相を追う」が、考察します。