京都府舞鶴市 女子高生河川死体遺棄事件



二次資料からのデータ

概要

被害者:新谷茜さん(当時18歳)
身長167㎝
行方不明時:平成13年11月5日(西暦2001年)

 

発見現場

・京都府舞鶴市田中町(志楽川田中橋近く)。発見現場は正確の位置がわからないためおおよその位置
・国立舞鶴工業専門学校
※クリックするとコメントが出ます。

時系列

2001年11月5日
朝:高校に向かう

10時30分ころ:学校を早退

不明:学校から東舞鶴駅まで電車で行く。

時刻不明:東舞鶴駅で待ち合わせていた彼氏のバイクで国立舞鶴工業専門学校に行く(この場所で中学校時代の後輩に目撃されている)。

17時ころ:被害者が安岡町の友人を訪ねるが不在

不明:近くの公園でブランコに乗る(小学生2人が目撃)

17時30分ころ:被害者が田中町の道路を歩いていた

19時~20時ころ:死亡推定時刻

11月6日:嵐を思わせる勢いで雨が降り続き、川の水かさが増した。

11月17日:公開捜査、被害者の遺体発見

 

被害者の状況

死因

血液を肺に吸い込んだことによる窒息死

遺体の状況

首の刺し傷が気道に達していた。
首や胸などに鋭利な刃物による傷が多数見つかった。
防御創はなし。
衣服のボタンは取れていたが、乱暴された形跡はなし。

凶器

刃が薄く、先端の尖った細長いもの
本書ではカッターナイフと推測している

被害者の所持品

遺体発見現場から上流約50m:で通学電車の定期券、化粧用コンパクト、弁当用のフォーク
遺体発見現場から下流約120m:ポーチ

見つからなかったもの

・手提げかばん
・財布
・鍵
・キーホルダー
・学生証
・靴
・マフラー

 

友達と会えなかった後の足取り

最後の足取りはどのようなものだったのだろうか。

本書では、父親が
「訪問した友達とすれ違わないかと駅の方角に歩いて行ったのだと思います」
としている。

 

その他

天気

殺害された夜から翌日いっぱいにかけて強い雨。

最後の目撃場所と遺体発見場所

最後の目撃場所から遺体が発見された場所は約400m離れている。

警察では、他殺と自殺の両面で見ている

・防御創がない
・傷がすべて自分でつけられる範囲がある。

本書では自殺を否定

・女性で自殺するケースで最も多いのが手首を切る行為
・自分の首の後ろに傷があること
・翌年には美容院に就職が決まっていた
・行方不明の当日の朝には定期券を購入している

 

本書での推測

顔見知りによる怨恨説で犯人は複数人と考えている。
これは被害者が現金をほぼ所持していなかったこと、衣服のボタンは取れていたが、乱暴された形跡がなかったことによる。

この複数犯というのは、祖母が本書に語った言葉で、
「複数の人に殺されたと思います。大柄だったし(身長167㎝)、スポーツもやっていたので・・・」
とある。

 

【参考文献】
別冊宝島REAL053 「迷宮入り!? 未解決殺人事件の真相」 宝島社 2003年11月

 

 



考察

どのように遺棄されたか

もう一度地図を見てみよう
被害者が発見された場所をズームしてほしい。

被害者の所持品の発見場所は
遺体発見現場から上流約50m:で通学電車の定期券、化粧用コンパクト、弁当用のフォーク
遺体発見現場から下流約120m:ポーチ
となっている。
発見された志楽川は東西に流れていて、東が上流で西が下流となり舞鶴湾に注ぐ。
ということは、被害者は発見された場所から東側から遺棄された可能性が高い。

そして本書によると、志楽川は両岸から降りられる場合はほとんどないということであった。
そして、橋の真ん中から遺体を投げ捨てたと本書では推測している。
しかし被害者が目撃された近くに橋が一本かかっているが住宅地なので人目に付きやすいが夜に実行したと考えている。

最後に発見された場所が詳細に書かれていなので地図に落とした被害者の発見場所はおおよそになるが、両岸から降りる場所がない場合、本書のとおり、橋から投げ捨てた可能性がある。

被害者が発見された場所から川を東に行くと1本の橋があるのでそこからかもしれない。
その橋の付近の北側をgoogleマップで見ると今でも田んぼで仮に襲われたとしても目撃者がいなくてもおかしくない状況である。

 

どこで殺害されたか

被害者はどこで殺害されたかはわかっていない。
これは翌日の大雨が洗い流してしまったかもしれない。

まず時間から考える
17時30分ころ:被害者が田中町の道路を歩いていた

19時~20時ころ:死亡推定時刻
となっている。

すなわち1時間半から2時間の間で殺害されたということである。
そして、最後に目撃された場所と遺体発見場所は400mと近距離である。

このことから、犯人と出会った後、時間をあまりたたずに殺害され、そのまま遺棄された可能性がある。

 

今回の事件(2001年)と2008年に起きた高1女子殺害事件との関連性

今回の高3女子殺害事件(2001年)とのちの高1女子殺害事件(2008年)の関連性はあるだろうか。
高3女子の遺体発見場所と、高1女子の家、不審者と一緒だった場所および殺害場所を重ねてみる。
赤い目印:2001年高3女子
青い目印:2008年高1女子

ー関連性が高い説ー

近い
重ねてみると、殺害場所と被害者の家は目と鼻の先である。
両者の遺体発見場所は遠いように見えるが直線距離で1㎞~2㎞程度であろう。
2008年高1女子は1㎞先の薬局で自転車を押す男と歩いているのが目撃されているので、この男は、2001年高3の遺体発見場所から自転車で行ける距離に住んでいるのである。

発見場所
2001年高3女子殺害では川で発見された。
2008年高1女子殺害では、川沿いの雑木林。
川、もしくは川沿いで発見という類似点である。


2001年高3女子殺害では、首の刺し傷が気道に達していた。
そして2008年高1女子殺害では首に弦のようなものが巻きつけられていた。
この首に弦のようなものが巻きつけられていたのはこれはもしかしたら、2001年に起こった首の刺し傷と何らかの関係性があった意味を示すものなのだろうか。

このことから、7年の歳月は離れているが、両者を殺害した同一人物の可能性も捨てきれない。

ー関連性が低い説ー

凶器の違い
2001年高3女子では、鋭利な刃物による刺し傷
2008年高1女子では、バールのようなもので頭部を殴られた
このように凶器と殺害方法が違っている

出会い方
2001年高3女子では、いわば犯人と「偶然出くわした」可能性が高い。
一方2008年高1女子では、防犯カメラに映った人物が犯人なら「待ち合わせして出会った必然」であり、出会い方が違う。

単独犯と複数犯

2001年高3女子では、本書の推測では複数犯。
一方2008年高1女子では、防犯カメラに映った犯人だけなら、単独犯。
であり異なる。

 

 

コメント