東京都 世田谷一家殺人事件

 



一次資料 警視庁(成城署捜査本部)からのデータ

概要

事件名:上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件
事件被害者:宮澤みきおさん、妻・泰子さん、長女・にいなちゃん、長男・礼くん
事件発生時:平成12年12月30日深夜(西暦:2000年12月30日)
事件発生現場:東京都世田谷区上祖師谷三丁目23番26号宮澤さん方

 

警察庁による犯人像

年齢

比較的若い(服装などから)

体系

・性別:男性
・血液型:A型
・身長:170㎝前後
・服・ジャンパー:Lサイズ
・靴のサイズ:日本サイズ27.5㎝(韓国サイズ280)
・やせ型(ベルトの長さ:83㎝、実際の腰回り:70~75㎝)
・利き腕:右利き(の可能性)

 

事件現場の遺留品

帽子

クラッシャーハット
販売先:関東圏内の主な販売先は、㈱マルフル(M/X)、㈱ユニーク、㈱大三ブラック
世田谷一家 クラッシャーハットfukusou2
画像出典:警察庁

ジャンパー

販売先:ユニクロ
世田谷一家ジャンパーfukusou5
画像出典:警察庁

トレーナー

ラグランシャツ
販売先:㈱マルフル(現在は閉店)
店舗名:マルフル、M/X(エムエックス)
世田谷一家トレーナーfukusou7
画像出典:警察庁

品名:スラセンジャー。
販売先:韓国製。
サイズ:27.5㎝。日本国内で同じサイズの靴は販売されていない。
靴跡から真新しい靴ではない。なので事件直前に靴を準備したのではなく、普段から履きなれた靴を履いていた。
種類は、テニスシューズとバスケットシューズの2種類

・テニスシューズ:白地に灰色ライン、白地に紺色ライン
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画像出典:警察庁

・バスケットシューズ:白地に灰色ライン、白地に紺色ライン
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画像出典:警察庁

・靴の収納箱
世田谷一家靴box
画像出典:警察庁

ハンカチ

2枚(黒色)
販売先:無印良品
事件の現場には、2枚の黒色ハンカチが残されていた。
世田谷一家ハンカチfukusou9

1枚は、三角形に折られ、両端に絞ったような痕があり、覆面として使った可能性と考えられている。

もう1枚は、中央付近に約3センチの切り込みがあり、他の部分をその切り込みに通して袋状にし、そこに包丁の柄を差し込んで、滑り止めにしたと考えられている。
世田谷一家ハンカチの使い方fukusou10
画像出典:警察庁

ヒップバック

現場に残されたヒップバッグのベルトの長さは83㎝。
この長さは、腰回り70㎝から75㎝の者が服を着た状態で使用する長さと推定されている。
犯人の身長が170センチメートルであれば、犯人は痩せ型の可能性が高いとされている。
販売エリア:全国
製造個数:2,850個
その他
・赤色蛍光剤が付着
・ヒップバッグ内から砂が検出
世田谷一家ヒップバック2_1世田谷一家ヒップバック2_2世田谷一家ヒップバック2_3

ヒップバックの内側に蛍光塗料
ヒップバッグにはベーシックレッド等の蛍光剤が付着。
蛍光ペン等の文房具にも使用されている蛍光剤であった。
学生が頻繁に使用するキャップ付き蛍光ペン等の文房具をヒップバッグに入れていた可能性。

バッグ内側の生地にブラックライトを照射した状況。
黄色に反応している箇所が赤色蛍光剤の付着箇所。
世田谷一家ヒップバック2_4

画像出典:警察庁

香水

(バック内とハンカチに付着。製造国:フランス、ギ・ラロッシュ製、 製品名 ドラッカーノワール)
世田谷一家香水fukusou12
画像出典:警察庁

包丁

刃体21㎝、全長34㎝、
商品名:関孫六 銀寿
世田谷一家凶器fukusou11

手袋

ボア付きグローブ。~26㎝。エドウィン社製。
販売先:㈱マルフル(M/X等)㈱ジーンズメイト
世田谷一家手袋fukusou6
画像出典:警察庁

マフラー

販売時期、エリア、価格、製造元:不明
素材:アクリル製
サイズ:長さ130㎝×幅30㎝
色:緑色地に赤、黒、オレンジ、濃緑色の恪子柄
世田谷一家 マフラー
画像出典:警察庁

 

世田谷一家 家basyo4世田谷一家 家後方basyo3

・イメージ画像
世田谷一家 家
画像出典:警察庁

 

その他

お地蔵様
発見日時:平成13年4月9日(西暦2001年4月9日、事件の百箇日)
場所:事件現場の西側を流れる仙川の対岸
特徴
全体の高さ:約59㎝
全体の重さ:19.5㎏
材質:御影石

世田谷一家 地蔵
画像出典:警察庁

 

事件発生現場

 

懸賞金が設定されてます

情報提供者に対して、検挙等への寄与の度合いに応じて、警察庁及び上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件の捜査に協力する会から上限額2,000万円の範囲内で支払われます。

 

お問い合わせ先

事件に関するお問い合わせは下記となります。
警視庁 成城警察署
上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件特別捜査本部
電話:03-3482-3829(直通)
電話:03-3482-0110(代表)

 

 



二次資料から

この事件は、さまざまな情報があるため、情報の出所を明らかにしようと考えた。
カッコ内の数字は、参考文献に直結する。

 

時系列

1999年
年末:住んでいる土地の売却の手続きをする。(文献:②)

2000年
8月頃:アキオと名乗る人物が埼玉県の興信所に宮沢家について調査を依頼(文献:①)

10月頃:宮沢家の住民票と戸籍謄本を入手しようとしていた(文献:①)

12月30日
17時頃:にいなちゃんが隣の姉に届け物にくる。(文献:②)

17時すぎ:宮澤さん宅へバイクで配達に来た郵便局員が家の前の私道に黒いセダンが止まっていたのを目撃。(文献:①)

18時30分:姉が家に戻ると、隣の宮沢家の車はなかった。行きつけの写真屋に行き写真を受け取りに行っていた。(文献:①)

19時頃:宮澤家の家族はこの時間ごろ食事をする(文献:①)

時刻不明:みきおさん、夕食後1度外出(文献:①)

時刻不明:みきおさん外出後、ガレージのシャッターが開いていて、駐車スペースが開いていたのを付近の住民が目撃(文献:①)

20時30分ころ:姉家族は1階で3億円事件のテレビを見る。(文献:②)

22時50分まで:みきおさんは趣味のアニメーションビデオを見ていた形跡あり。(文献:①)

23時:隣の姉、その息子さんが寝室へ行く。(文献:②)

12月31日1時ころ:なかなか寝付けずこの時間ごろ姉が眠りにつく(文献:②)

1時18分:犯人はパソコンを5分18秒起動。空フォルダを作成。劇団四季のHPへアクセス(文献:④)

時刻不明:家計簿ソフトを閲覧(文献:③)

10時すぎ:4分ほど起動。みきおさんの勤務先のHPにアクセス。(文献:④)

10時30分~11時前:母が隣の宮沢家に内線電話を鳴らすが出ず。(文献:②)

不明:何回も電話しても出ないため母が家へ向かう。(文献:②)

向かった10分後:母が戻り、隣の宮沢家一家が殺されたことを告げる。(文献:②)

 

犯行の流れ

2.中2階の浴室の小窓から侵入

フェンスをよじ登り、中2階の浴室の小窓を開け、縁に手をかけ懸垂をするように身体を摺り上げて潜りこむ。
①中2階にいた礼君を殺害
②1階にいたみきおさんを殺害
③3階ロフトにいたにいなちゃん、泰子さんを殺害
1階から2階からの侵入と変更した理由
玄関は施錠されていた
3個のカギはすべてそろっていた。
玄関に侵入した足跡がない
浴室の小窓の桟から犯人の指紋と掌紋を採取
小窓がはめ込まれた網戸が落下した地面の近くに犯人の足跡らしいものがあり。
地面の足跡は凹み具合から着地痕と考えている。(文献:③)

 

犯行時刻

23時半過ぎすぎから翌0時ごろ。
胃の中の米飯や肉、野菜などの強化具合から。(文献:①)

 

犯人像

血液型

A型。血液型から薬物反応なし。酒やたばこは嗜好しない。(文献:⑤)

DNAプロファイリング

DNA鑑定の権威である大学教授の研究グループに分析を依頼
父系は日本を含むアジア人
母系は欧州のアドリア海沿岸にすむ南欧人
混血の可能性あり。(文献:⑤)

犯人が身に着けていたものの状態

帽子、マフラー、ジャンパー、手袋はきれいに折りたたまれた状態で置き去りにされていた。
血の付いたトレーナーとヒップバックは無造作に放置されていた。(文献:③)

犯人の行動

血の海だった床を歩き回っていた。そのため壁伝いに横歩きした形跡があり。
本書では、軍事訓練を受けた人間の歩き方だとしている。(文献:③)

指紋

指紋は警察にあるデータベースにヒットせず(文献:③)
指紋を韓国に依頼結果
警察庁は2001年(H13年)国際刑事警察機構を通じて韓国警察庁に捜査協力を要請。
韓国側からは、該当なし、の答え。(文献:⑤)

韓国政府は日本の要請を一切拒否。一切情報を出さなかった。韓国には徴兵制度があり、検査時に指紋を採取される、つまり成人男性はほとんど指紋は登録されている。(文献:③)

文献による犯人像

「カルト集団犯罪説」(文献:⑤)

ヒップバックの中

ヒップバックの中にあった砂には2つの説がある
・米国西海岸沿いにあるモハーヴェ砂漠のもの(文献:⑤⑥)
・微量の砂粒は韓国のある地域のもの(文献:③)

ヒップバックの中のその他
・特殊フィルム片とチタン酸バリウムが発見(文献:⑤)
・米国でしか使用されていない洗剤(文献:⑤)

自分の右掌に傷を負う。右手の人差し指の付け根付近。浴室に残っていた血染めの掌紋から。(文献:①)

 

被害者の状況

みきおさん

左耳上部に凶器の柳刃包丁が頭蓋骨の骨に突き刺さったまま
眼球がえぐり取られてた
みきおさんの血痕が階段の下部を中心に飛び散っていた
→格闘の末、階段から突き落とされた(以上参考文献:③)
めがねを鼻にかけたまま、うつぶせに倒れていた
後頭部に折れた柳刃包丁の刃先が突き刺さっていた(以上参考文献⑤)
全身に刺し傷と切創あり。(参考文献:⑤)
左耳上部の傷は凶器の柳刃包丁の刃先が約3㎝折れ、頭蓋骨に突き刺さったままになっていた。(参考文献:①)
右上腕部や左大腿部、臀部などを中心に意外と切創が多かった。
刺創:額と左耳上部、大腿部の3か所
大臀部の刺創は傷の深さが包丁よりやや深く、傷口の計上も細くて小さいなど包丁の傷とは異なっており、別の包丁を使った可能性捨てきれないとされている。
右手の薬指が切れかかっていた。
犯人はまるで鈍器のように何度もみきおさんを目掛けて振り下ろしていた。(以上参考文献:①)
死因:心臓横の大動脈を損傷したことによる失血死。(参考文献:⑤)
服装:タートルネック、ジーパンにベルト(参考文献:②)

泰子さん

下腹部から突き刺された刃物が心臓に達し、動脈を損傷。
大量の血液が心膜の膣内に溜まり、心肺停止となる。
全身に70カ所以上の刺し傷
顔や首は原型をとどめないほど切り刻まれていた。
腕に無数の防御創。→格闘の後
頭部を激しく打ち付けられた跡があった。頭部は打撲痕(以上参考文献:③)
服装:黒のスエット上下に、ブラジャー。姉の記述によると、泰子さんは風呂に入った後や寝るときはブラジャーはしないとしている。(参考文献:②)

にいなちゃん

後頭部刺創による頸髄損傷
首の後ろから刺された傷は食堂を貫通
顔面を激しく殴打
頭部を激しく打ち付けられた跡があった。頭部には
外傷性くも膜下出血や硬膜下出血
→ロフトから中2階へ突き落とされたのではないかと推測されている。(以上参考文献:③)
上顎の左から1本目と、下顎の右から3番目の歯が砕かれて欠損していた。
まるで星座をしたように跪き、うつ伏せになって倒れていた。
犯人がにいなちゃんの両手を合わせ、まるで犯人が命乞いをしているかのような恰好にされていた。(以上参考文献:①)
にいなちゃん服装:黄色の上下?(参考文献:②)

礼くん

2段ベットの下段で死んでいた。
服装:ミッキーマウスのトレーナーとジャージ姿
左手で口をふさがれ、首を絞められて死んでいた。(以上文献:⑤)
ベットでうつぶせに倒れて死亡。
死因:頸椎圧迫による窒息死
頸椎がつぶれるほど強い力で扼殺されていた。
刃物による傷や打撲はなし。(以上参考文献:③)
左手で口を塞がれ、右手で首を絞められる。
頸筋には左に3点、右側に1点の内出血痕があり。
寝ているところを、頸椎がつぶされるほど強い力を加えられていた。(以上文献:①)
横縞(青と黒)綿のハイネック、紺のトレーナー、白っぽいズボン(文献:②)

 

血痕

1階から中2階へ上る階段

階段の4段目から1階までの間にみきおさんとおなじB型の血痕が点々とついていた。
みきおさんの遺体の近くに、段ボールがありB型の飛沫血痕が付着し、表面には頭の形をした血痕がべっとりとついていた。
階段下の壁面には人間が激突した跡が残ってた。
文献⑤では次のように推測している。
1階にいたみきおさんが犯人と格闘となり、階上の家族に危険を知らせるため階段を上りかけた時に後ろから襲われ、4段目まで上がらないうちに致命傷を負って失血死したか、階段の途中で犯人と格闘になったみきおさんが1階までおちて失血した、と推測している。(以上参考文献:①)

中2階

中2階の踊り場には泰子さんとにいなちゃんと同じO型の血痕あり。みきおさん、礼くんのB型はなし。
中2階の踊り場には格闘した痕跡はなし。(参考文献:①)

ロフト

事件当日、泰子さんとにいなちゃんが布団を敷いて、横になっていた痕跡あり
ロフトの床や布団の隙間からにいなちゃんのものとみられるO型の血痕が歯根部に付着した歯2本と細かく砕け散った歯の破片が多数見つかった。
文献⑤の推測
にいなちゃんが犯人にロフト内で歯を叩き折られるなど激しく殴打され、中二階へ突き落とされたと推測。(以上文献:①)

 

被害

月謝の20数万円がなくなっていた。(文献:②)

 

状況

1階の状況は、本により異なっている。個人的には実際家に入った姉の記述が正確と考える。

1階

妹宅の1階で、私(泰子さんの姉)はその日、血溜まりなど見ていない。と記述している。(文献:②)
1階の床はすべて血の海になっており、玄関の近くまで真っ赤に染まる。(文献:⑤)

中2階

礼くんのいた子供の部屋だけは血痕がなかった。(文献:③)

 

被害者の家の構造

被害者のみきおさん邸の中2階と姉の家の2階のベランダはつながっていないが、ものを渡せるぐらいの近い距離にある。
それが次の言葉でわかる。

母は妹のうちのベランダから手渡された焼き芋を食べている。妹の家のベランダはガレージの上、中2階になっていて、床続きではないが、手を伸ばして、物のやり取りぐらいはできるのだ。

 

その他

・犯人の大便から、インゲンとゴマが検出。インゲンのごま和えを食べていたことが分かった。
・2000年の年賀状がごっそりなくなる
・学習塾の資料が散乱(以上文献:⑤)
・ジャンパーのポケット内から砂が検出。神奈川県三浦半島の海岸の砂である可能性が高いとされている。
・スリッパからも犯人のものと同じDNAが検出(以上文献:⑥)
流し台はきちんと片付けされており、食器の数から食卓に第3者はいなかった。
また、大便にはキムチに使うトウガラシの成分が検出。(以上文献①)

第三者が居合わせた形跡はなし。
電話機は2階にあり。外線と、姉夫婦とつながる内線でつながっていた。中二階の床には引き抜かれた電話機が放り出されていた。
ソファーの上には、ノート、宮澤夫妻の運転免許証、銀行のキャッシュカード、クレジットカードが並べられていた。
ノートには、様々な数字が並べられて書いてあった。
浴槽にはなぜか血痕が全く付着せず、後の鑑識捜査でもルミノール反応が出ていない。
アイスクリームを計5個を食べていた。
1個:流し台に置いてあった炊飯器の上
1個:今の床に敷いた座布団の上
1個:浴室の水槽内
2個:1階の仕事部屋のパソコン脇に置かれた紙袋の中
パソコン
マウスは発見時、机から落下していた。
1回目の接続時:マウスを2回捜査した形跡あり
2回目の接続時:サイト(画面)を移動しないまま、約4分後に切断される。
警視庁は同機種で実験を行う。
すると、みきおさんのパソコンは、マウスを落下させるなどの衝撃を与えるだけでも自動接続することがあり、数分間操作しなければ自動的に遮断される設定だった。
黒い手袋
キッチンの流し台の上にあった。
血痕、刃物で切れた痕はなし。
黒いハンカチ
1枚目は、流し台の上にあった。無印良品が販売したもの。香水「ドラッカー・ノワール」が付着。
2枚目は、居間で見つかる。
トレーナー
居間の床に脱ぎ捨てたままの裏返しの状態で丸まって放置。胸、腹部、右の袖口に大量の返り血が付着。新品でなく、何度も洗濯やアイロンがけを繰り返したような跡あり。
ピンク色に光る蛍光塗料の粉末を採取

ヒップバック

居間のトレーナーの下に置かれてた。
何も入っていなかったが、バックの右下部分に刃物が突き破ったような痕跡あり。
米国製洗剤の成分が検出。
蛍光染料
・ヒップバックの内側
・トレーナーの前面部分
・車庫
から検出。事件当日犯人が車庫に入った形跡なし。
事件前から家に出入りしていた顔見知りの犯行である可能性が浮上している。
ジャンパー
居間のヒップバックの近いところにきちんとたたんでおいてあった。
ジャンパーのポケットから、
韓国・京畿道のものに酷似した土砂の粒が検出。また小鳥の分に飼料がまじったものやヒメザクロの種子が検出。
血痕は付着はなし。
マフラー
居間のヒップバックの近いところにきちんとたたんでおいてあった。
血痕の付着はなし
帽子
居間にあった。

埼玉県の信用調査事務所に宮沢さん一家について調査依頼について

1回目:2000年8月15日12時19分:
ナンバーディスプレイには非通知で住所と在住者確認依頼があり。
「杉並か世田谷に住んでいる宮澤みきおという人物の自宅住所を知りたい。奥さんの名前は泰子。性別は不明だが、小さい子供が二人いる」
15万円の代金振込がなかったため、調査はおこなわれず。
2回目:2000年10月23日午後13時過ぎ
2回目の依頼あり。「アオキノブオ」名義で振込が確認されたため、調査し、住民票を取得し、「アンドウ」と名乗る男に調査報告書と住民票を事務所で手渡した。
本籍地の調査を要求したが高すぎたため断念。(以上文献①)

 

姉の家から隣の被害者の音

実際に隣の音が聞こえるか実験したが、隣の物音は、まったくと言っていいほど聞こえなかった、としている。
また、姉の息子が、「カタンという音を夜11時半ごろ聞いたと思う」が下記のような過大表現になっているとしている。
これは、下記の新聞記事になる。

見出し:30日深夜の犯行か
30日午後11時半から31日午前0時にかけて、宮澤さん宅で「ドスン」という物音がするのを近所の人が聞いており、犯行はこの時間帯とみられる。

朝日新聞 1月3日

(以上文献:①)

音の正体

ロフトに上がるためのはしごを犯人が物色の邪魔になったのか、乱暴に3つに折りたたんで天井に収納した音。(文献:①)

 

隣の被害者姉の寝室

3階:息子さん
2階:姉夫婦。隣の部屋に姉のお母さん(文献:②)

 

姉さんは寝るとき耳栓をしていた

隣の母がテレビをつけて寝てしまうことがあり、うるさいため、耳栓をつけて寝ることにしていた。
しかし、事件当時も耳栓をしていたが、きっちりと入れていたわけではなく、時々風の音がするだけでいつものように静かな夜だった、としている。(文献:②)

 

立ち退きの予定であった

緑地化のため、1999年末、立ち退きの手続きをする。(文献:②)

 

礼くんの布団に犯人の血がついていた

犯人の血 長男布団にも
捜査関係者によると、2階の子供部屋のベットで、首を絞められて殺害された礼君の布団にも、犯人の血液が付着していた。
血液型はA型で、犯人は一家を襲撃した際、手にけがを負って出血したとみられ、警視庁が殺害時の状況を調べている。
1階の階段付近で遺体で見つかった宮沢さんの手には、身を守ろうとした際にできた傷があり、犯人ともみ合いになったとみられる。
妻泰子さんと長女の小学2年にいなちゃんは屋根裏部屋のベッドで就寝中に襲われた。
犯人は宮沢さん夫婦とにいなちゃんを包丁で刺した際に負傷したとみられ、2階台所にも犯人の血痕が残っていた。

2015年12月29日 読売新聞より

 

 

【参考文献】
①一橋文哉 世田谷一家殺人事件 15年目の新事実 角川書店 2015年12月
②入江杏 「この悲しみの意味を知ることができるなら」 春秋社 2007年12月
③北芝健監修 「迷宮探訪 時効なき未解決事件のプロファイリング」 双葉社 2017年11月
④鈴木智彦 他 「日本の「未解決事件」100の聖域」 宝島社 2018年3月
⑤別冊宝島編集部編 「昭和・平成日本の凶悪犯罪100」 宝島社 2017年8月
⑥グループSKIT編 日本人を震撼させた未解決事件71 PHP文庫 2012年

 



考察

家の内部構造

警察庁が3Dプリンタで作成した模型が以前公開されたものがyoutubeにあった。
それをもとに 真相を追う が作成した。
世田谷一家 内部構造

 

どこから侵入したのか

1.1階のドアから侵入
2.中2階の風呂場から侵入
3.中2階のベランダから侵入(真相を追う独自の考え)
世田谷一家 犯人の侵入経路

1.1階 ドアから侵入

最初に2階にいた礼くんが殺害されたので、ドアなら侵入したとすると、1階には誰もいなかったことになる。

2.中2階 風呂場から侵入

風呂場から侵入したとすると、礼くんが最初に殺害されたとすると、誰も居なかったことになる。

3.中2階 ベランダから侵入(真相を追う独自の考え)

この説は中2階のベランダを見て、身長の高い人物なら登って侵入できるのではないか、自分でふと思ったものだ。
中2階へのベランダへの上り方は2通りある。
①車の天井に乗ってベランダへ侵入
みきおさんは車を持っていた。そして当時の写真がある。これを見ると、車の天井の高さは、家の窓ぐらいにあたる感じである。
世田谷一家 中2階

正面からみると、このような感じである。
車の天井を上れば、たやすくベランダに侵入できるであろう。
世田谷一家 中2階 車に乗って 600px

②端の縁石から中2階のベランダをつかみ侵入
世田谷一家 中2階 縁石に乗って 600px
端に縁石がある。ここから、長身の犯人はベランダに手をかけ侵入したのではないか。

この仮説で、一番問題になるのは、「窓の鍵」である。
①鍵が開いていた
上記に書かせていただいたが、被害者の中2階のベランダと隣の姉の家のベランダから物のやり取りをしていたという。使う頻度が多かったため鍵をするのを忘れたという可能性もある。
②犯人が礼くんと顔見知りであった
中2階のベランダに侵入し、窓をたたく。
すると、礼くんが窓に行くと犯人である知り合いがいる。礼くんは知り合いだったので窓の鍵を開けて犯人を侵入させた。

しかし①窓の鍵が最初から開いていた説には否定材料がある。
・事件当時は冬なので、窓の鍵を開けっぱなしはしないだろう。
・礼くんは発達障害なので鍵を閉めておかないと、外に出て危険なので、閉め忘れはないと考えられる。
この中2階からの侵入はあくまで真相を追うが考えた一仮定である。

 

みきおさんの流れを推測

服装

まず、服装から考える。
タートルネック、ジーパンにベルトをしていた。
この服装で寝ることはないだろう。なので起きているときに襲われたと考えられる。

傷の個所

次に傷の状態から、前からと後ろから攻撃されていることがわかる。

・死因である心臓横の大動脈を損傷したことによる失血死。
・眼球がえぐられていた
・右上腕部
・左耳上部の傷は凶器の柳刃包丁の刃先が約3㎝折れ、頭蓋骨に突き刺さったままになっていた。


・左大腿部、臀部。大臀部の刺創は傷の深さが包丁よりやや深く、傷口の計上も細くて小さいなど包丁の傷とは
異なっており、別の包丁を使った可能性捨てきれないとされている。

その他
・右手の指が取れかかっていた。
・めがねを鼻にかけたまま
・階段の4段目から1階までの間にみきおさんとおなじB型の血痕が点々とついていた。
・階段下の壁面には人間が激突した跡が残ってた

ここから流れを推測していく。

 

みきおさん殺害の推測

1.最初に階段を駆け上がったときに大腿部や臀部を刺される
前と後ろに傷がある。前からの攻撃が致命傷である。
すなわち、後ろから刺され、その後前から刺されたと考えられる。
そして、階段の4段目から1階までの間にみきおさんとおなじB型の血痕が点々とついていた。
ここから、みきおさんは後ろから刺されたので上っているとき、後ろから刺され、左大腿部、臀部が刺されたと思われる。
もし、立って格闘する時ざわざわ凶器で後ろの大腿部や臀部を刺さないだろう。

しかし、左大腿部に傷を負っていることが気になる。
犯人は右利きである。もしみきおさんが1階から2階に上るとき後ろから刺されたなら、普通なら右大腿部を刺すと思われるからだ。

2.階段の4段目に上がるところで引き戻される
みきおさんの目がえぐられていた。しかしメガネを鼻にかけたままであった。
メガネをしていて前から、目をえぐるのは至難である。
しかし、後ろから顔を引っ張るときに目をえぐることは可能ではないだろうか。
目をえぐられたときは可能性として、犯人は後ろにいたのではないだろうか。
そして階段下に戻されるとき、後ろから顔を引っ張られたとき指が目に入りえぐられたのだろうか。

3.階段下で格闘
階段下の壁面には人間が激突した跡が残ってた
これは、階段を4段目に上がろうとしたところを戻されたのだろうか。
それとも、階段を落ちて激突したのだろうか。

戻された場合、この階段下が格闘の場となり、みきおさんと犯人と正面を向いて格闘になったのだろうか。
そして、刃物をつかんで指が取れそうになる。
そして、頭を刺される。
左耳上部に凶器の柳刃包丁が頭蓋骨の骨に突き刺さったままであった。
犯人は右利きであることからも、正面から刺されたと考えられる。
そして最後、胸を刺され絶命したと考えられる。

世田谷一家殺人事件 みきおさんの状態

殺害現場のイラストから真相を追う が作成

 

礼くんの殺害方法について

礼くんの殺害方法

礼くんは寝ているところを絞殺されたと複数の文献でみられる。
しかし、遺体の状況から疑問に感じる。
その疑問とは、
・寝ていたのか
・寝ているときに首を絞められて図のようにベッドから大きく体がはみでるか
ということである。

 

礼くんは「うつぶせの状態」で死んでいたのである。
寝る場合、うつ伏せになるときもあるが、通常はあおむけで寝るものではないか。

 

一橋文哉 世田谷一家殺人事件 15年目の新事実 角川書店 2015年12月文献で、礼くんの殺害状況のイラストがあったので、それをもとに
真相を追う が作成した。
うつぶせの状態の礼くん
注)クリーム色は、イラストが不鮮明なのでわからないが、掛け布団か? と思われた。

 

こちらから推測する。
方法として、
寝ている場合
①馬乗りになり首を絞めた
②ベットの上、頭の上のほうから首を絞めた
③はしごのあたりから首を絞めた
立っていて場合
④絞殺後、遺体をベットに倒した。

①なら、仮に暴れたとしても犯人の膝があるため、イラストのようにはみ出ることはない。
すると、
②ベットの上、頭の上のほうから首を絞めた
③はしごのあたりから首を絞めた
ということになる。
④立って絞殺後、遺体をベットに倒したは、遺体状況的には説得できるように思える。
しかし、クリーム色で示したものが掛け布団であるならこの推測は否定される。
なぜなら、掛け布団は礼くんの下になっている。
このような状況を作るなら、絞殺後わざわざ掛け布団を床に放り投げてから礼くんをベットに置いたことになるからだ。
わざわざそのような行為はしないだろう。

 

なぜ礼くんだけが絞殺だったのか

まず流れは
①礼くん殺害→②みきおさん殺害→③泰子さん・にいなちゃん殺害
になる。

ここで犯人にとって一番の相手はみきおさんになるだろう。
礼くんを殺害するときに、刃物で殺害しようとしたら、叫び声が出てみきおさんやほかの家族に知られて1:3になる可能性もある。
そこで、声が出ない方法、絞殺の方法で殺すことによってみきおさんらに気づかれないように殺害したのではないか。

 

購入場所について

帽子、トレーナー、手袋の販売先は、マルフル(もしくは系列店のM/X)で売られている。
可能性としてこの3点は同じ店で同時購入した可能性あるのではないか。

 

手袋について

手袋があったということは、侵入時にはしていたということが考えられる。

そして、この大きな手袋をしながら包丁をもったまま侵入したとは考えずらい。
仮にすぐに家族の人と出会ってしまったとしたら、すぐに戦闘態勢になるはずなので、この大きな手袋をしながら包丁を持って襲うことはやりくいと考えられるので、侵入時からしていかないと思われれる。

すなわちこの手袋があるということは、侵入時には確実に見つからない、もしくは戦闘態勢にはならない状況であったのではないか。

 

なぜ浴槽に書類がばらまかれたのか

この行動を知ったとき、不可解である。しかし、考えていた時、何かを探すための方法のためではないかと考えた。

もし、引き出しにたくさんの書類があって、その中に探している重たいものが隠されているかもしれない。と考えたとき、手っ取り早く見つける方法は何か。

それは、たくさん書類が入っている引き出しの中身を水にすべて放り込めば、もし重いものが入っていたら沈むはず。
犯人は、
「水に沈む重いもの」
を探すためにこのような行為に及んだのではないか。
という可能性が考えられる。

 

蛍光塗料と砂

警察庁のホームページから、学生時代に使われた蛍光マーカーと考えている。
しかし、学生の時に使ったものが付いたならいくつか疑問点がある。
①付いたならなぜキャップが外れてたのか
②黄色でなく赤色である

①なぜ、キャップが外れて付いたのか。それは野外で頻繁に使用したからではないか、と考える。学生が使ったときと考えるなら勉強の参考書で使ったと考えるのが適当であろう。室内で使い室内で終わる。そういった流れでキャップが外れることはあまりにも少ないのではなかろうか。
②通常学生時代にマーカーするときは黄色だったのではないか。もちろん人によるが。それが付着していた色は赤。
しかし野外でマーカーする者にとっては、外の光の加減により黄色のマーカーでは見づらいはずである。そこで目立つのは赤である。

ここから野外で使われた可能性はなかろうか。ヒップバックに砂が入っていたことも、野外での活動が多かったからではないか、と推測する。

 

蛍光塗料が3点で発見

世田谷一家殺人事件 赤い蛍光塗料が付着

ピンク色に光る蛍光塗料の粉末が3種類あり、下記の場所で検出されている。
・宮澤さん宅の車庫(3種類全部)
・ヒップバックの中(3種類全部)
・犯人が着ていたトレーナーの前面部分(2種類)

文献⑤によると、ピンク色系を3種類も同時に使うのは、
・染色関係の工場
・デザイナー事務所
・インキ製造業者
・舞台セット製作者
に限定されるとしている。

最初、ヒップバックについた蛍光塗料をトレーナーと一緒に洗ったため、トレーナーにも付着したのではと考えた。
しかし、記述によると、トレーナーの「前面」についている。これはもし一緒に洗ったため付着したのであればトレーナーの前面だけでなく全体についているはずである。
ここから、犯人は蛍光塗料に従事する仕事、もしくは使う目的で前面についてしまった可能性がある。

 

知りたいこと

壁伝いに横歩きした形跡

壁伝いに横歩きした形跡があったということだが、どこの部屋であったのだろうか。
またこの形跡は、血の跡だったのだろうか、それとも単なる土足痕だったのだろか。
これによって、犯人の侵入経路、その時の状況がわかるのではないか。

血の跡の場合
この横歩きした形跡が血の跡であった場合は、みきおさん殺害後、もしくは泰子さん・にいなちゃん殺害後になる。

土足痕であった場合
どの場所かによるが、侵入したばかりか、礼くん殺害後の可能性が高い。

 

礼くんは最後に殺害されたのか

当初、礼くん→みきおさん→泰子さん、にんなちゃん
の順番で殺害されたとされている。しかし、下記の記事から異なる場合が考えられる。

犯人の血 長男布団にも
捜査関係者によると、2階の子供部屋のベットで、首を絞められて殺害された礼君の布団にも、犯人の血液が付着していた。
血液型はA型で、犯人は一家を襲撃した際、手にけがを負って出血したとみられ、警視庁が殺害時の状況を調べている。
1階の階段付近で遺体で見つかった宮沢さんの手には、身を守ろうとした際にできた傷があり、犯人ともみ合いになったとみられる。
妻泰子さんと長女の小学2年にいなちゃんは屋根裏部屋のベッドで就寝中に襲われた。
犯人は宮沢さん夫婦とにいなちゃんを包丁で刺した際に負傷したとみられ、2階台所にも犯人の血痕が残っていた。

2015年12月29日 読売新聞より

みきおさん、泰子さん、にいなちゃんの殺害時に犯人はけがを負ったとされている。
そして、礼くんの布団に犯人の血が付着。
すなわち、礼くんは最初に殺害されたのではなく、一番最後に殺された、という可能性が考えられるのだ。

しかし可能性として、礼くん殺害後、みきおさん、泰子さん、にいなちゃん殺害。その後犯人が礼くんの布団を触り、血がついた可能性も捨てきれない。

コメント

  1. ネギ味噌ラーメン(*≧∀≦*) より:

    遺留品が多いにも関わらず未だに未解決の事件ですね。
    犯人は素人ではないのは確かですね。
    ある組織の人間か政府関係の人物。
    国籍は韓国人。あと浴槽に書類をばらまいたのは興奮状態にあった犯人が自分なりの捜査撹乱を狙ったのでしょう。雑なのでアドレナリン出まくりなのがよく解ります。
    あと強大なバックアップがあるからこそ出来る犯行なのは明らかです。
    彼は協力者に守られてるからこそ大胆な犯行ができたのです。
    そりゃ人殺してる精神状態じゃ意味不明な行動してもおかしくはない。。
    ただバックが強大だとしたら捜査は難航するのは当たり前の事。
    歯がゆい事件ですね。