福島県南相馬市(旧原町市) 増山ひとみさん失踪事件

2019年5月21日

 

一次資料 福島県警からのデータ

概要

被害者名:増山ひとみさん(当時21歳)
事件発生時:平成6年2月19日午後1時10分ころ(西暦:1994年)
失踪状況:南相馬市原町区(当時原町市)内の勤務先から帰宅途中、所在不明
増山さんの使用車両(スズキ アルトワークス 黒色)は、南相馬市原町区内で発見される。

所持品はすべて車内にあった。

 

当時の増山ひとみさんのデータ

  • 年齢:21歳(平成25年5月現在、40歳)
  • 身長:158センチメートルくらい
  • 体格:やせ形
  • 特徴:両ほおにえくぼ、右鼻もとにほくろ。
  • 上衣:胸に”BENETON”の文字入り灰色トレーナー
  • 下衣:紺色ジーパン、リーガル製のベージュ色と黒色のコンビの革靴

増山ひとみさん

増山ひとみさん①

増山ひとみさん2

増山ひとみさん②

map

出典:福島県警HP

 

 

情報をお持ちの方

情報をお持ちの方は下記へご連絡をお願いします。

福島県南相馬警察署:0244-22-2191
メールによる情報提供 メールアドレス:joho@police.pref.fukushima.jp

 

二次資料からのデータ

時系列

時期不明:ひとみさんの結婚が決まってから、深夜自宅に無言電話がかかってきたり、車に中傷するイタズラ書きをされた

1994年1月25日(火)
ひとみさんの手帳
「お昼休みにO (具体的な名前) というOLが(お昼休みに)TEL。彼 (婚約者) にはほかに切れていない女がいたらしい。でもわりと冷静。もしかの勘があたってた。彼は嫌がらせだという。そんな女は知らないと否定、信じよう」

2月19日
時刻不明:職場に「増山ひとみさんという方はいますか?」と若い女性の声で電話がかかってくる。
ひとみさんは時計を見ながら話をしていたと、同僚は証言している。
電話の相手と待ち合わせをしていたようだったという。

午前中:勤務を終える

13:10
勤務先の歯科医院を退社。
これ以降の足取りが不明。

2月19日:コンビニ裏の駐車場に増山ひとみさんの車が発見される。

増山ひとみさんの失踪と同時に無言電話がかからなくなった

1995年1月4日(水):実家に中年女性の声で不審な電話が掛かる。

 

翌日同市内コンビニ裏の駐車場に放置されているのが発見された。
車には鍵がかかっていた。

車内

上着、財布などの入ったショルダーバッグ、退職のお祝いに生け花の花束が助手席に置かれたままだった。

 

失踪翌年の電話

電話の相手は地元出身の50歳以上の女性であり、
女性宅の同一局内の公衆電話からかけられたものである事が分かっている。

その他

ひとみさんは3週間後に結婚式を控え、この日が最後の出勤だった。

【参考サイト】
①☆。*゜+ 推理迷宮 ~暗黒星~。*゜+☆ 様 福島県原町市・増山ひとみさん失踪事件
②ショボーンニュース情報局 様 未解決事件!福島県原町市 増山ひとみさん行方不明事件について
③実在事件ファイル 様 福島県原町市女性失踪事件
④生死無常事件史 様 福島県原町21歳女性行方不明事件【増山ひとみさん】

 

考察

電話した女性

電話してきた女性の音声は、youtubeにある。
59秒あたりから。

出典:mkkts1様

失踪当時に職場に電話した女性と、失踪後電話してきた女性は別の人物か

これを聞くと確かに年配の女性に感じる。
一方、失踪当日掛かってきた電話は、同僚の話によると若い女性とされている。
すなわち、失踪当日仕事場に電話した女性と、失踪後、実家に電話をかけてきた女性は違う可能性がある。

電話した人物は家族構成を知っていた人物か

電話した人物は、電話を出た妹さんに対し、「お姉ちゃんだよ」と答えている。
すなわち、電話を掛けた人物は、失踪した増山ひとみさんは姉で、その下に妹さんがいることを知っているということである。

この当時、増山ひとみさんがどの程度まで、報道されていたかどうかはわからない。
しかし、報道したとしても家族構成まで報道するものかと疑問が残る。

そのため、単に関係のない人物がいたずら目的で電話帳で調べて電話をしたなら、最初の言葉が「お姉ちゃんだよ」という言葉は出ないはずである。

なので、可能性として
A近所の人
B失踪を知る人物
かもしれない。

仮にAの近所の人だったとするなら、
イ)元気づけようと電話をした
ロ)いたずら目的で電話した

イ)なら家族のつらい心情を知っているはずであり、そういった電話をすれば家族はどう思うかぐらいわかるはずである。
ロ)でいたずら目的なら声で近所の誰かわかってしまう。
なので、Bの失踪を知る人物がかけた可能性がある。

声紋分析

声が残っているので、甲府信金OL誘拐殺人事件で犯人像を当てた、声紋分析をしていただくことで、専門家にわかる新事実が出てくるのではないだろうか。

 

なぜ電話の主のことがわかったのか

「電話の相手は地元出身の50歳以上の女性であり、女性宅の同一局内の公衆電話からかけられたものである事が分かっている」
といろいろなブログに書かれている。
しかしこのことはなぜわかったのか。

公衆電話からかけたかは、最初「ブッ」っという音がするのでわかる。
しかし、なぜ
C同一局内からかけた
D50歳ぐらいの女性
とわかった根拠は何だろうか。

Cは常に警察が実家に張り込んでいて逆探知機をしていたとは考えづらい。
Dの50歳ぐらいの女性というのは声紋解析の結果だろうか

 

 会社に電話をかけてきた女性

増山ひとみさんの勤務先にかけてきた女性は、

E若い女性の声(サイト:③)
F声の高さは低めで 年齢はわからなかった(サイト:④)

と食い違っている。
Eで若い女性の声と感じたということは、声の高さは高いと思われる。しかし

Fでは声の高さは低め
としている。

女性は年齢を重ねるにつれ声は低くなっていく。
なので、Fの場合、若い女性とは言い切れないのである。

また、1月25日にかけてきた女性は、お昼休みに電話をかけてきている。
これは
G仕事場に対する配慮
H自分が働いていて昼休みに電話を掛けられる状態になったので電話をしたか
になる。Hなら当時電話をかけてきた人物は働いている状態の人物だとわかる。

 

なぜ上着を着ていなかったのか

上着は車の中にあった。

当時の気温を調べると、福島県相馬市の最低気温が7.5度、最高気温は13.1度、平均風速3.2mだった。
仕事場を13時10分ごろ出たので、車を降りたときの気温は可能性として最高気温に近い気温と思われる。
1994年2月の福島県相馬市の気温では失踪当時の19日は一番の高さであった。
そのため、上着を着て外に出なかったのかもしれない。

 

気になること

嫌がらせをした人物と職場にかけた人物は同一人物か

根拠はないが、失踪前の深夜の無言電話や車への中傷した人物と、職場にかけてきた人物は同一の人物と思われる。
そうすると、増山ひとみさんが住んでいる自宅、職場を知っていたことになる。
なぜここまで知りえたかが気になるところである。

 

失踪後電話をかけた女性がかけた日付

失踪後電話をかけてきた女性は、1月4日である。

なぜこの日にかけてきたのか。
つまり、1月3日まで正月休み。その後に電話をした来たのである。
ここから導かれるものは何か。
例えば、電話をかけてきた人物は主婦で、3日までいた旦那は、4日から仕事で家ががらんとした。
そこでふと増山ひとみさんを思い出したのだろうか。
電話がかかってきた時刻を知ることによってよりなぜその日時にかけてきたかが推測が出そうである。

 

 

知りたいこと

車の置かれた状況

増山ひとみさんの車は、当時どういった状態で置かれていたのか。
これを知ることによって、増山ひとみさんの心情や、呼び出された意味も分かるかもしれない。

 

失踪後の電話があった時間帯

時間帯を知ることにより、電話かけてきた人物がなぜかけてきたかが推測できそうである。